NHKドラマ 「舟を編む」
先日、NHKの「舟を編む」というドラマが最終回を迎えました。
RadWimpsの野田洋次郎さんが メインのキャラクター、真面目でgeekな辞書編集部員 馬締光也を演じていました。
このキャスティングは最高で、野田さん以外この役はできないんじゃないかと思います。
まさに、適役でした。
野田洋次郎さんは本当に天才です。
この「舟を編む」は、大渡海という中型国語辞書を作るストーリーですが、その編集部の面々が本当にユニークな人たちばかり。
いまどき、紙の辞書を作る?こんなデジタル主流の中で。
自分の気持ちを言葉で表すことの難しさ、そして大切さにあらためて気付かされたドラマでした。
原作は三浦しをんさんです。
日本語講師としても本当に勉強になるドラマでした。
そしてなによりもキャスティングの素晴らしさ。最高でした。
私の世代では あぶ刑事の柴田恭兵さんが 国語学者の役として絶妙な味をだしていました。
かつてコンサイスの辞書を隅から隅までマーカーをひこうと思って勉強していました。
それが、電子辞書になりそれもいつのまにかやめてしまい、そのコンサイスも前の主人の家に置いてきてしまいました。(絶対に捨てられていることでしょう)
serendipity
このストーリーの中で、「serendipity セレンディビティー」という言葉がでてきます。
辞書をひいたら、その探している単語の周りの単語も読んで、偶然に新しい単語も知ることになるという意味です。
電子辞書で単語を調べると、その単語だけは確実に調べることができますが、他の単語に出会うことはありません。
反意語、同意語などは一緒に読むことはできますが。
紙の辞書なら、他の単語も同時に読むことができます。
時には、その挿絵にひかれて、読んでいくこともあります。
紙の辞書、その紙の選択も、大変なプロセスを経て選んでいました。
紙のめくり感、音など辞書に最適な紙を選ぶ必要があるのです。
今まで知らなかった世界を知ることができたドラマです。
このドラマを見始めたころ、メルカリでジーニアス英和辞典を買いました。
無性に紙の辞書がひきたくなったんです。
メルカリで¥1700で新品の辞書を購入することができました。
今から全部をマーカーをひくことなど 到底できませんが、調べた単語にはマーカーをひいていっています。そしてまわりの単語も一緒に読むようにしています。
忘れていた楽しさが戻ってきた感があります。
野田洋次郎の世界
野田洋次郎さんが作る言葉の世界が本当に好きです。
私はほとんどNHKしか見ない人間なので、朝ドラももちろんみています。
現在の朝ドラ「あんぱん」の主題歌も彼の作品です。
始まった当初、やなせたかしの世界と野田洋次郎の世界がかけ離れていて馴染めないという批評があったが、物語が進むにつれ、その批評も見られなくなった。
アンパンマンが最初は受け入れられなかったが、だんだんと広がっていったのとおなじ現象ではないかと思います。
Radwimpsの賜物という曲、朝ドラで毎日流れていますが、これのフルバージョンをぜひ聴いてください。
フルバージョンでこそ聞くべきだと思っています。
朝ドラでは聞くことができない2番の歌詞が 素敵すぎます。
NHKプラスやDVDで見られると思います。
DVDの箱は大渡海の辞書の表装と同じものになっています。
ご興味のある方はどうぞご覧になってください。
日本語の勉強にもなります。





コメント