【日本語教師向け】italkiとPreplyの違いを徹底比較!初心者が始めるならどっち? ①

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最近、「Preplyとitalki、どちらで教えるのがいいですか?」という質問をよくいただきます。

両方のプラットフォームで長年教えてきた私の結論は──

👉 新しく始めるなら italki の方が断然おすすめ!

その理由を、実体験をもとにいくつかのポイントで紹介します。

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① Preplyはレッスン内容を細かく設定できない

Preplyでは、「初級・中級・上級」や「子供・大人」といった大まかなカテゴリー設定は可能ですが、実際のレッスン内容までは細かく区分できません。

そのため、トライアルに来た学習者がどんな目的・レベルなのか分からないまま対応することになります。

一方、italkiでは「文法コース」「JLPT対策」「フリートーク」など、レッスン内容と料金を明確に分けて設定可能。目的がはっきりしているため、ミスマッチが少なくスムーズに進められます。この理由から、新規参入する方にとっては、準備がしやすいという点があげられます。
ざっくりとしたレディネス(学習履歴など)はわかりますが、あくまでも学習者の自己申告なので、Conversationalできても、知っているのはあいさつだけといったことがよくあります。
また、この逆バージョンもあります。初心者として申告してきていても、あけてみれば初級はすべて終わっていたということもありました。
大人だと思っていたら、子供だったということもよくあります。
こういったミスマッチが italkiの方が比較的少ないと思います。

② Preplyはサブスク制、italkiは単発・パッケージ制

Preplyは月額制(サブスク)で、生徒にとっては「契約のハードルが高い」と感じることがあります。
ご自分が語学学習を始めようと思った場合 どうですか。
サブスクで始めるより、パッケージで始める方がいいと思いませんか。
確かに語学学習は継続が大切なので、サブスクが効果的ということは事実です。しかしハードルが高いと感じる方もおおいのではないでしょうか。

その点、italkiは1回ずつ、またはパッケージで気軽に購入できる仕組み。「試してみようかな」という段階の学習者にも始めやすく、新規生徒がつきやすい環境です。
また講師を変更することも簡単です。パッケージが終わったら、別の講師にということも気楽にできますし、二人の講師と同時に学習することもできます。
私もitalkiで中国語を習っていますが、今のパッケージが終了したら別の講師でと考えています。

③ トライアル制度の違い:Preplyは講師に厳しい

Preplyではトライアルレッスンが講師の無償提供です。さらに、生徒が満足しなかった場合、他の講師で2回まで無料トライアルを受けられます。
この制度になってから、サブスクへのコンバージョン率が落ちたと考えています。
学習者は一回はトライアル料金を払いますが、後の2回は料金を払わずにトライアルを体験できます。これが本当にいいシステムなのか非常に疑問です。
私が学習者だったら 決める前に他の先生のトライアルを受けてみようと思いますから。
非常に講師には厳しい制度だと思っています。
特に最近、真摯に学習を受けようと思っている人より、試しに受けてみよう感覚の人が増えているように感じます。

この仕組みのため、講師には報酬が入らず、トライアルから本契約(サブスク)に繋げるのが難しいのが現実。しかもこのコンバージョン率が「スーパー講師」認定の必須条件となっており、講師にはかなり厳しい制度です。

④ レッスン変更の柔軟さ:italkiは講師に優しい

Preplyでは、スケジュール変更に厳しいペナルティがあります。講師都合で変更すると評価が下がり、ランキングにも影響します。
講師といえども、体調不良や緊急のこともあります。どうしても変更しなければいけないことは絶対にあります。講師側からの日程変更に厳しいペナルティを課すのは企業スタンスとしてどうなんだという思いがあります。
結果的にみればドタキャンになるかもしれませんが、そういうことは起こるのが普通だからです。

一方、italkiでは生徒が了承すれば簡単に変更可能。柔軟に対応できるため、長期的に学習を続けやすい環境です。
学習者側も 「あ、忘れていた!」があります。
特に新規の生徒さんにはよくあることです。
これも先生がレッスン不成立として報告すれば、(もちろんしっかりとる先生もいます)生徒側にクレジットが返却されます。

特にこの時期サマータイム、ウィンタータイムなどで時間がズレることがあり、生徒側が時間を間違うこともたびたびあります。システムではしっかりと調整されていますが。
こういったエラーにも柔軟に対処することができます。

⑤ サブスクの落とし穴:生徒も困るシステム

すこし、繰り返しになりますが、Preplyのサブスク制は、生徒にとっても不便な面があります。たとえば、休暇などで一時的に休みたい場合、再開の手続きが分かりづらいなどの声も。
これはよくあることで、サブスクシステムの落とし穴ともいえる問題です。学習者さんはすんなり復帰できると思っていたところ、1週間スキップされていた、またその間にスロットが埋まっていたなど、いままでに私の学習者さんは何度も経験されています。その度にサポートに相談をしたけれど、サポートの対応がよくなかったという不満を何回も聞いています。

その点、italkiは単発購入型なので、「また受けたい時に買う」というシンプルさが好評です。
つまり休暇までレッスンをいれておいて、休暇からもどったらスロットを予約するいうことが簡単にできます。
外国人の休暇は1ヶ月単位のことも多いのでこの対応に関してもサブスクでない方がいいというのが私の考えです。

⑥ 講師数と質の問題:Preplyは供給過多

現在、Preplyの日本語講師は3000人以上。プロとチューターの区別がなく、資格の有無に関係なく同じ扱いです。
420時間講習を終え、日本語教育能力検定試験も合格し文法を説明できる先生とただランゲージエクスチェンジぐらいに考えている人とが全く同じ扱いです。これはどうなんでしょうか。
もちろん証明書は提出してプロフィールには自己申告していますが、Preplyからの区別は特段ありません。

また、「プロ講師」認定はPreply独自のテスト合格を指し、日本語教育資格とは無関係です。さらに最近は高額コンサル経由の新規参入者が増え、3ドル〜5ドルといった低価格講師も多く見られます。

結果として、全体のレッスン水準が下がり気味なのが現状です。その点、italkiは募集を制限しており、一定の質を保っていますがPreplyは今もなおなんらの規制をかけていません。
日本語講師全体の評価をさげることになっていると思います。

💡まとめ:講師に優しいのは italki!

比較項目Preplyitalki
レッスン設定大まか(初級・中級など)コースごとに細かく設定可
支払い方式サブスク制単発・パッケージ制
トライアル無料(講師報酬なし)有料(講師報酬あり)
日程変更ペナルティあり柔軟に変更可能
講師数3000人以上(供給過多)募集制限あり
講師に優しい度★☆☆☆☆★★★★★

🔜 次回予告

次回は、レッスンスロットの開け方や、プラットフォームの運営方針の違いについて詳しく紹介します。

どちらのプラットフォームで教えるか迷っている方は、ぜひ次回も参考にしてください。

また、個人的なご相談はストアカの時間制相談で承っております。
基本的に1コマ30分ですが、できれば2コマお取りくださるようお願いしております。
日程は調整させていただきます。

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