コップとカップ どっち?

コップとカップ どちらが正しい?

はて、(最近の流行り 「虎に翼」の寅子の口癖)

どちらが 正しいのか。
コーヒーカップは カップ
紙コップは コップ

学習者さんに どちらで教えようか。
そもそもコップとカップ、なぜ二つ存在するんだ? はて?
(使いすぎか。。)

先週の金曜日は、号泣しました。
優三さんの出征、変顔シーン。
今日、日曜日ですが、まだ引きずっています。
来週は もっとつらくなりそうです。
これが戦争ですね。つらいです。
先日見た「ゴジラ-1.0」も 重かったですが、いい映画でした。

本題に戻ります。

 

コーヒーカップ coffee cup
ティーカップ  tea cup
マグカップ   mug(※mug cupとはいわない)

 

これは 絶対にカップですね。
ただし、お茶碗は bowlですね。
a bowl of riceで 学習しました。
いわゆるあの形、野球のスタジアムみたいな形状は ボウルですね。

サラダボウルもそうですね。
ただし、ビールのジョッキは 英語では  beer mug
あの 取手のついた形状が マグみたいですね。

じゃあ、ジョッキはどこからきたの?
ビールを ジョッキでくださいというと、水差しのような大きな入れ物できますね。
あれが jug.(ジャグ)
ジャグから 作られた和製英語っぽいですね。ジョッキ

ジョッキは和製英語!

以前、クラフトビアに 一時期凝ったことがあります。
クラフトビアベースでビールを 注文するとき、パイント(pint=0.57ℓ)で頼みます。
パイントで、ハーフパイントで、といった風に頼みます。
パイントで 頼むとジャグででてきますね。いわゆるジョッキで 出てきます。

調べてみると、コップは オランダ語のKopが語源、コップの方が先に日本に入ってきた単語ですね。オランダ語ということは、江戸時代から すでに使われていたようです。
日本人は 「コップで水を飲む」と使い、「カップで水を飲む」とはいいませんね。

これから 考えると 日本語を教える時、道具の「で」を教える時は、
「コップで 水を飲む」ですね。

じゃあ、コーヒーを飲むのは、取っ手がついている「コーヒーカップ」「カップ」ですね。
「コーヒーを コーヒーカップで飲む」です。
カップは 「cup」もちろん、英語です。
こちらは、明治時代になってから使われるようになったということです。
学習者さんに「コップ」ていうと、お巡りさんと勘違いされて、大笑いしたことがありました。

 

そこから、コップとカップが混在する状態になったんですね。

さらに、アイスコーヒーはどうなんでしょう。
コップ? グラスですねえ。

グラスは 何語? もちろん英語です。
「glass」ガラスのことを 指していたいたものが、発音しやすいようにグラスになったそうです。
しかし、材料は ガラスですね。
もう、日本語発音で こんがらがってしまいますね。

 

日本語教師としては、取っ手がついているものは、カップ。
日常使うものとしては、コップ。
ガラス製のもので、取っ手がついていないものはグラスという使い分けで教えようと思います。

学習者さんが、聞いてきたら、教えるというスタンスです。
上級レベルの人でしたら、説明も理解できますが、初級レベルに話すと混乱するので、この解釈で教えようかと思います。

日本語は むずかしいけど、おもしろいですね。
さあ、来週もがんばろう!

 

 

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