2025年4月現在、Preplyで「日本語講師」として登録されている方は 2898人。
この数字を見て、こう思った方も多いのではないでしょうか？
「もう飽和してるんじゃない？」
「今から始めても遅いんじゃない？」
「どうせ埋もれて誰にも見てもらえないでしょ…？」
私は2年前の4月にPreplyに登録しました。
その当時、登録していた日本語講師はまだ 1600人前後だったと記憶しています。
この2年間で、約1300人の講師が新しく加わったことになります。
特にこの1年の増加は目を見張るもので、いわば**“講師爆増期”**とも言える状況です。
登録してすぐにトライアルが入ったあの頃
2年前の私は、プロフィールを公開して翌日にトライアルレッスンが入りました。
今考えても、かなり恵まれたスタートだったと思います。
その時から、今でも続けてくださっている学習者さんがいます。
ありがたいことです。
でも最近、ストアカ経由で私がお手伝いしている新規講師さんからは、こんな声が聞かれます：
「なかなかトライアルの申し込みが来ません…」
「いつになったら最初の生徒が来るんでしょうか…」
これ、とてもよく分かります。
状況は明らかに変わってきています。
では、何が変わったのか？
1. 競合が増えた＝“見てもらえない”状態が起きやすくなった
以前より講師数が圧倒的に増えたため、**プロフィールの“露出”**が難しくなりました。
とくに新規登録直後は、「New」と表示され、ランキングの上に表示される恩恵を受けられます。
しかし、その後は検索の下の方に表示されてしまい、
誰にも見られず、クリックすらされないという状態になりやすいのです。
特に気をつけなければいけないのはPreplyの場合は 「プロフィールスコア」です。
最近このプロフィールスコアは Preplyでは重視している傾向があります。
AIのアルゴリズムがよくわかりませんが、このスコアが80以下の人は絶対にスコアを上げる努力をした方がいいです。
では、どうやってプロフィールスコアを上げるのか。
ここがわからないんです。
AIがどう判断するかわからないのです。
まずはプロフィールを絵文字を入れたり、文章を長くしたりしてみる。
これもスコアが絶対に上がるとは限らない。
逆に下がったりもするし、急に英語が混じっていたらだめとかも言われる。
反応を見ながらやっていくしかありません。
写真を撮り直してアップデートしてみる。
これは結構いいかも。と思っています。
リゾの高い写真をあげることが大事です。
iphoneのポートレート設定にすると高解像度の写真が撮れます。
面倒臭いのであまりやりたくないのですが、自己紹介ビデオをアップデートしてみる。
サムネを変更してみる。
色々とスコアの反応を見ながらやってみてください。
プロフィールスコアをできるだけ９０に近づけるようにしてください。
もちろん９０以上なら最高です。
以前のブログにもたくさん取り上げているトピックですが、高額コンサルに大枚を払って資格なし、スキルなしで参入してくる新規講師がたくさんいます。
もちろん、資格なしで始めることが悪いと言っているわけではありません。
私もストアカで資格なしでオンライン日本語講師を始める方のフォローアップ講座を開いています。
ただ、資格なしでも基本的な教え方のスキルやコツは学ぶ必要があります。
そういったものを知らずに副業でお金になるからと始めた講師の方、続きません。
参入し、コンサルの指示に従って5ドルという破格値でレッスンを始めて疲れて潰れていきます。
モチベーションも続かないし、自己肯定感も得られません。
5ドルで始める生徒さん全てが悪いとは思いませんが、生徒の継続率が格段に低いと思います。
最近、Preplyも講師の質については かなり注視してきていると思います。
Preplyで承認をもらった後に、プロフィールを表示にさせないということがあります。
これについてはまた別ブログを立てるつもりです。
2. 学習者のニーズが多様化してきた？
以前は「日本語を教えてくれるなら誰でもOK」だったのが、
今では「文法に強い先生がいい」「ビジネス会話を教えてくれる人」「アニメが好きな先生」など、
学習者が先生に求めるものが明確になってきています。
差別化できないプロフィールだと、選ばれにくくなります。
しっかりと自分の強みを前面に押し出して、キャッチーなプロフィールを書く必要があります。
3. “始めれば何とかなる”時代ではなくなった
私が始めたころは、「とりあえず登録してみるか」でもスタートできました。
でも今は違います。
戦略なしで始めると、埋もれてしまう可能性が高いです。
今後は、「何が得意か」「どんな人に教えたいか」を明確にし、
その強みをプロフィールや動画、レッスンプランに反映させていく必要があります。
でも、だからこそ「今からの講師」にはチャンスがある
逆説的ですが、今のPreplyにはチャンスもたくさんあります。
・ITを活用して魅力的なスライドを使える人
オンラインだからこそITを駆使して、アトラクティブなレッスンを！
スライドを使いこなしたり、ホワイトボードで生徒さんとシェアできたり！
オンラインだからこそのメリットを最大限に活かす！
・英語でわかりやすく文法を説明できる人
間接法だから、ピンポイントでうまく説明を！
翻訳ではなく、うまく説明するコツが必要！
・プロフィールを戦略的に作りこめる人
徹底的に自己分析して自分の強みをプロフィールに入れこむ！
・特定ジャンル（旅行・JLPT・子どもなど）に特化したレッスンができる人
広く生徒に訴えるのではなく、分野を絞ってターゲット狙う！
私の生徒の半分以上は子供です。
こういったスキルや工夫をもつ講師は、今の時代に求められている講師像です。
最後に：しっかり準備して、選ばれる講師へ
これからのPreplyでは、なんとなく始めるよりも
「戦略を立てて、魅せるスキル」を持った人が選ばれる時代になってきています。
でも、「どうやって差別化したらいいの？」「動画やスライドなんて作ったことがない…」という声も多く聞きます。
そんな方のために、ストアカで オンライン語学講師向けのITスキル強化講座 を開講しています👇
私の前前職は システムエンジニアなので、ある程度ITには強い方だと自負しています。
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