420時間日本語教師養成コースを終了したり、検定合格している人がどうして高額コンサルに引っかかるのか。謎でした。
相談に来られたり、ブログにコメントを寄せてくださる方の話をお聞きすると、もちろん資格がなくても日本語教師になりたくて高額コンサルに申し込んでしまう方もいますが、意外にもすでに資格を持っている方が引っかかるケースも少なくありませんでした。
なぜ日本語教師の資格を取得しているにもかかわらず、高額コンサルに頼ってしまうのか?
1. 実際の教え方がわからない不安
420時間の日本語教師養成コースを修了したり、日本語教育能力検定試験に合格したとしても、実際の授業をどのように進めればよいのかわからないという悩みを持つ方は多いです。
特に、オンラインでの教え方や、生徒のレベルに応じた指導法に自信が持てず、「実践的な指導を学べるかもしれない」と思い、高額コンサルに申し込んでしまうことがあります。
2. 就職の難しさ
資格を取得しても、日本語教師としてすぐに仕事が見つかるとは限りません。特に、国内の日本語学校は未経験者を採用しづらい傾向があり、オンラインでの個人指導を考えても、どうやって生徒を集めるのか分からない人が多いです。「このコンサルを受ければ仕事につながるかもしれない」と期待してしまうのです。
3. SNSや広告の影響
最近では「日本語教師で月収〇〇万円!」「資格があっても仕事がない人は〇〇を知らないだけ!」といった広告やSNSの投稿を目にする機会が増えています。
そうした情報を見て「もしかしたら自分も成功できるかも」と思い込んでしまい、高額なコンサルに申し込んでしまうのです。
4. コンサルの巧みなセールストーク
高額コンサルを提供する側も、心理的な不安や悩みにつけこむ営業手法を駆使しています。「このままだと成功しません」「特別なノウハウを教えます」と言われると、「やらなければいけない」と焦ってしまい、冷静な判断ができなくなることがあります。
5. 自信のなさと孤独感
日本語教師は個人で活動することが多く、相談できる相手がいないと不安になりがちです。
特に、オンラインで個人レッスンを始めようとする人は孤独になりやすく、「このコンサルに入れば仲間ができるかも」と思ってしまうこともあります。
では、どうすれば高額コンサルに引っかからずに済むのか?
✔ 情報収集をしっかり行う(コンサル以外の方法も調べる)
✔ 無料または低コストで学べる方法を探す
(日本語教師向けのコミュニティ、YouTube、書籍など)
✔ 焦らずに自分のペースで準備をする
✔ 既に成功している日本語教師に話を聞く
(実際の経験を知ることで現実的な道が見えてくる)
資格を持っていても、実際に生徒を見つけたり授業を組み立てたりするのは簡単ではありません。
インスタやXだけでなく、広く情報を集めてください。
高額コンサルに頼る前に、まずは信頼できる情報を集めることが大切です!
では、具体的にどうしたらオンライン日本語講師をはじめることができるのか。
スキマ時間に家で副業!英語を使ってオンライン日本語講師 ⭐️入門編として お話ししています。
ご受講いただいた方からの質問やお悩みで多かったこと。
それは 「ITリテラシーの不足」でした。
ITリテラシーの不足
日本語の知識はあっても、実際にオンラインでどうやって教えるかがわからないので始められないで躊躇なさっている方が多くいらっしゃいます。
オンラインで教えるためには最低限のITリテラシーは必要だと私は考えています。
スライドを共有してビジュアルで生徒に見せる方が、圧倒的にインパクトは強いし生徒の理解力を上げることもできます。
しかし、今までスライドの共有とかした経験がない、スライドを作成したことがないという方がほとんどでした。
さらに、テイーチングの経験があるのに、(対面)オンラインでの経験がないので不安という方も多くいらっしゃいました。
また、実際に**「日本語教師としての経験はあっても、ITスキルが足りないことでオンライン授業がうまくできずに困っている」という方が、頼っていった先で「こんな初歩的なことは教えられない」とメンバーから除外されて傷ついてしまうケースもある**と知りました。
(そんなコミュニティはさっさとやめた方がいいですけどね)
そういったITリテラシーが不足している日本語教師の方々に向けて、オンラインでのクラスマネージメントに必要なスキルを教える講座をストアカで開いています。
例えば、
✅ 語学プラットフォームやZoomでの画面共有方法
✅ スライドを活用した視覚的な授業の進め方
✅ AIを使って例文作成や教案作成を効率化する方法
✅ デバイスやガジェットの基本的な使い方(効率的なフィードバック方法)
✅ 語学プラットフォーム(Preply)のホワイトボードの使い方
トライアルからサブスクへの誘導方法
これらを実際に模擬レッスンをしながら学べるようにしています。
私自身、もともとシステムエンジニアなので、そういった技術面にも他の方よりは多少詳しく、オンラインでのティーチング経験から、一番効率的だと私が思う方法やポイントをシェアさせていただいています。
資格を持っていても、持っていなくても オンラインで教えるためには最低限のITスキルが必要です。
オンラインティーチングですから。
「オンラインで日本語を教えてみたいけれど、ITに自信がない」という方に、ストアカでフォローアップ講座を開いています。よければご受講ください。
オンラインでのデモレッスンワークショップも含まれています。
録画してお渡ししますので、ご自分のレッスンを客観的にチェックできます。
ITリテラシーだけではなく、レッスンマネジメント方法なども教えています。

コメント